大学入学と「鎖国」の終焉

2020/5/25

はじめまして。順天堂大学医学部2年生の頭文字Dです!

今回、男子校に通うしがない高校生を演じ続けてきた私が、ついに大学という新天地に足を踏み入れた際に最も衝撃を受けたことを綴って参ろうかと思います。それは…

女性がいる…怖い…

「この男は何を言っているのだ?」との声が聞こえてきます。尤もであります。

「世界の人口の半分を占める人々の存在に怯えてどうやって生きるつもり?」と自分でも5日に1回くらい思います。

しかし、これが私にとって最も重大な事件であり、人生におけるある種の大革命であることに間違いは決してございません!

世界史で言えば…そうですねぇ、1848年のハンガリー革命くらいですかね(「鎮圧されたやつじゃん!」ってツッコんで!)。

その理由は私の経歴にあります。

私は都内のとある学園の(男女比10:1の)幼稚園に入園してからというもの、そこからエスカレーター式に小学校入学から高校卒業まで12年の純度100%の男子校生活を過ごしてきました。

塾に通ってはいましたが新規にできた友人は男子ですら数人。

況や女子をや。

女性との関係は家族・親戚止まり。鎖国もいいところです。

私にとっては教育機関で同世代の女性を見るのはまさに幼稚園以来、

甲子園風に言えば12年ぶり2回目。

そのブランクというのは易々と克服できるものではありませんし、彼女たちの感覚、思考、その他全てが一切わからず、とっかかりすら掴めないという惨状。

何せ18歳で大学入学までのうち12年ですから、実に人生の3分の2に当たります。
入学当初は彼女たちは私にとっては得体の知れない宇宙人みたいに見えて仕方がありません。恐ろしくてたまったものじゃありません。

会話などもってのほか!

急に世界が2倍に広がったところで、踏み出し方を知らない私にはただの暗闇でしかないのです。

入学して間もなく、5月末に開催される、とある学内イベントに向けて多くの男女がペアを組み始めるのですが、私は当然のように男子と組みました。

とはいえ、時間の経過とともに恐怖も薄れ、1年が過ぎようとする頃には会話くらいならそれなりに成立させられるようになりました。結局は慣れの問題でした。ハハッ。

最後に、脱線にはなるかと思いますが、ここで一つ私が皆様に声を大にして申し上げたいのは、

中高6年男子校程度で女性とのコミュニケーションが苦手な理由などに「男子校出身」という言葉を免罪符か何かのように使うことはやめていただきたい、ということで(笑)。

私ですら2倍のキャリアを持っていますし、ひょっとするとそれ以上の人もいるかもしれませんので。

 

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