弘前大学 医学科一年生へ

・部活動について

弘前では、ほとんどの学生が部活動に所属します。活動内容そのもので選ぶ人もいますが、一つのコミュニティと捉えて、

「優しい・知り合いの先輩がいるから」「所属人数が多く、縦のつながり、横のつながりを作りやすいから」

という理由で選ぶ人も多いです。

どこもそうだと思いますが、医学科は情報戦であり、

試験の情報(この科目は過去問が参考になる、この科目は毎年新問が出る、など)や先生の情報(出席を取るか取らないか、レポートを毎時間課すか、小テストを行うか、など)を得ることが進級していく上で不可欠です。

この情報を得るためにコミュニティに所属する人が多いです。

また近年、カリキュラムの過密化、試験の厳しさから、時間的融通が利きづらい運動部への入部は減少傾向にあります。

一方、授業では学べない医療や幅広い分野を学びたいという学生が集まる学習サークルへの入部が増えてます。

また、過密なカリキュラムで苦しむ学生が多いという現状から、カリキュラムや試験など改善するために学生の声を大学に届ける自治会活動が盛り上がっています。

・アルバイトについて

一年生では、学年の半分以上の人はバイトをしています。

バイト先はサイトなどで探すと、実はブラック(夏休みなどの長期休暇や試験期間中に休めないなど)であったり、研修期間と称して時給が低かったりと、トラブルに巻き込まれるケースも多々あります。

そこで、バイト先を先輩に紹介してもらう人が多いです。

二年生は解剖実習などで忙しくなるためバイトの日数を減らす人や、辞めてしまう人もいます。しかし、三年生以降でまた時間の余裕ができるため、籍を残して入れるときに入るという人が多いです。

バイトしている人が多い原因としては、教科書などの教材費が高額なことや、運動部では遠征費が、平均してどの部活も年間十数万円かかることが挙げられます。

メリットとしては、バイトで学んだ社会的な作法や敬語が、臨床実習で患者さんと接するときに生かされるということがあります。

・おわりに

ここで書いたことはほんの一部であり、ここに全ての情報を書くことは不可能でしょう。さらに言えば、何か一つのソースからの情報収集することは危ういと思います。

だからこそ、最初にも述べたように、何か一つでもコミュニティに所属してみることが大切です。

わからないことだらけの大学生活においては、疑問に思うことが出てきたときに頼れる人間関係を構築していくことが何よりも大切だと思います。

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