京大医学部生の大学入学当初に感じていたこと

2020/5/28

高校と大学の最大の違いを実感していました。

授業の形態、単位制、部活動やサークルの多彩さなどです。

これは大学一回生なら誰でも衝撃を受けたり、わけもわからず迷ったりすることです。

授業なんて、どんな心がけで、どの授業をとったらいいか。そんなこと分かるはずもなし。特に医学科は一回生で卒業までに必要な一般教養の単位条件をほぼクリアしないといけない(これは資料のどこにも書かれてない暗黙の了解、意外に外部は知らない)ので、もうめんどくさいったらありゃしない。

加えて、授業も抽選のものがあるため計画通りに履修が進むことも大抵ありません。そのため、大学を呪う学生も多数発生してしまいます。

しかし、そんなちっぽけなマイナスを吹き飛ばすようなことが大学ではあります。

これは京大だけではないが、京大が日本に誇る魅力だと京大生の9割が頷くと思います。

優秀な人材の多さ、多彩さ。想像を遙かに超えるレベルです。

この優秀とは、成績がいいとか、頭がいいとかいう表現では、1割しか説明できていません。

趣味や能力を極めた学生が沢山います。ときには、全国、全世界レベルにまで。

しかも、そのジャンルも十人十色。

理数系オリンピック優勝者、全国ボディビルコンテスト優勝者、世界でマジックの技を競うマジシャン、カレーを作ることに大学生活を捧げる者、将棋や囲碁の全国大会出場経験者、八カ国語以上を完璧に話せる者などなど、自分が聞いたことあるだけでもこれだけいます。

そういった人材が本当にゴロゴロいる。
自分がいつも話す友達から誰を取り上げても、何もないということがない。

そして、さらに凄いのが、それぞれが面白いと思ったことをドンドン追究していくこと。

京大の学風の「自由」もそういう意味だと解釈している。面白かったらトコトンやりなさい(総長の爽やか笑顔つき)、というメッセージです。

これが京大の「すごさ」「面白さ」。

京大と言えば、わけも分からないような、役に立つかも分からないような、でも面白そうなことを突き詰める、変人が集まる大学と表現してもおかしくありません。

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