大学に入学して最もショックを受け、かつ、奮い立たせてくれた京大の面白さとは、学生のレベルの高さである。
このレベルとは決して成績の良さ、頭の良さでは全くない。
ある特定の趣味や能力を日本全国レベル、世界レベルに極めた学生が多くいる。
たとえば、特色入試枠では、理科系のオリンピック日本代表や英会話能力が非常に高い学生が入学している。さらには、有名な先輩には、ボディビルコンテスト優勝者もいる。そういった多才な人材が本当にゴロゴロいる。
自分がいつも話す友達から誰を取り上げても、何もないということがない。
そして、さらに凄いのが、それぞれが面白いと思ったことをドンドン追究していくこと。京大の学風の「自由」もそういう意味だと解釈している。
面白かったらトコトンやりなさい(総長の爽やか笑顔つき)、というメッセージだ。
京大の隠しイベント
京大には文化祭など公式のイベントも様々あるが、有名だが非公式とか、誰がやってるか分からないイベントが多く、むしろそっちが面白く、学生や受験生に愛されている。
たとえば、京大入試本番には本部キャンパスの折田像という銅像がコスプレする。毎年違うものにコスプレして受験生の緊張を解くきっかけになってくれている。
リセットさん、カービィ、コウメ太夫、キョロちゃん、などなど。
誰がやっているかは公言されていない。
しかも、意外に知られていないのが、このコスプレの前に立てられる看板の裏に、アイドルや女優の写真が貼られていること。これも楽しみにしている人も多い。
立て看板は今廃止されつつあるが、京大生の芸術センス、お笑いセンスの光が見える。
大学や政府の対応を諷刺した内容、単純に凄い絵画、お役立ち情報など種類も様々。
みんな大好きなのに撤去されることを悲しむ学生が大多数である。