2020/4/25
皆さんこんにちは。山梨大学医学科2年の、わかさまです。
ご存知の通り、医学部は「とても『狭い』コミュニティ」であり、他校との交流がほとんどありません。
また、医学部の授業は受動的なものが多く、自分が「主体的に学ぶ」場もありません。
そういった問題点を解決してくれるのが、各医局や企業、研究機関が開催する「セミナー」です。
今回は、
1.セミナーの見つけ方
2.セミナー参加のマナー
3.セミナー参加によるメリット
4.僕が実際に参加したセミナーの紹介
という順番に、紹介していきたいと思います。
1.セミナーの見つけ方
自分の興味あるセミナーを見つける方法は、大きく分けて3つあります。
・学内掲示
・自分でネットサーフィンする
・友人/先生から紹介を受ける
まず、学内掲示についてです。
学内掲示では、各大学で提供されている、情報共有システムにセミナーの募集情報が掲載される他に、(だいたい)学校の事務室の横にある、学生掲示板にポスターが貼られたり、まとめてファイリングされていたりします。
ネットサーフィンでは、自分の興味ある単語と、「セミナー」という言葉をセットにして検索します。
例えば、漢方に興味がある人は、【漢方 医学部 セミナー[検索]】などです。
他にも条件がある場合は、検索する単語に条件を加えていくと、目当てのセミナーが見つかりやすいです。
セミナーで交友の輪を広げていくと、自分の興味あるものでつながる仲間が増えます。
その結果として、自分の情報網に引っかからなかったものや、一般公開されていない情報ももらうことができ、特別なセミナーに参加する、ということも可能になります。
2.セミナー参加のマナー
セミナーは、どんな格好で参加しても良い、というわけではありません。
初対面の方々と、公的な場でお会いする以上、「学校を代表している」ことを意識しなければなりません。
挨拶や言葉遣いが大事になることは言うまでもありませんが、その他に医学生が特に注意すべきなのが、服装です。
ここでは、セミナーごとに「相応しい」服装をご紹介します。
・教授クラスがわんさか来るセミナー
…スーツ着用、革靴で。できれば名刺があるといいです。
・研修医、学生向けセミナー
…襟付きで。
・学生向けセミナー
…カジュアルすぎない格好。
・一般向けセミナー
…カジュアルすぎない格好。
以上です。
僕は以前に一度、そうと知らずに教授向けのセミナーに参加してしまったことがあります。
その時は、襟付き服を着ていたのですが、年齢差と、場違い感と相まって、恥ずかしいことこの上なかったです。笑
3.セミナー参加によるメリット
セミナーに参加することで得られるメリットは、たくさんあります。
・学外の友人ができる
・自分の興味ある分野の、識者との繋がりができる
・自分の見識が広がる
・能動的に学習をすすめることができる
・「主体性」を持ち、課題を考えることができる
・多様な価値観に出会うことができる
・他のセミナーの情報をもらうことができる
…などなど。
僕が参加している一番大きな理由は、一番最後に挙げた「他のセミナーの情報をもらうことができる」ことです。
詳しくはお話できませんが、この伝手によって、AMEDの行っている研究に、テスターとして参加させてもらえたりもしました。
また、識者と繋がりができることで、疑問に思った点を質問したり、時事問題を議論したりするなど、とても有意義な学習に繋がりました。
ある大学の先生からは、直々に、大学医局主催のその科についての無料講習に招待していただけたりもしました。
どれも、自分の通う大学内ではできないようなことばかりです。
単調な大学生活のなかに、彩りと刺激を与えてくれます。
4.僕が実際に参加したセミナーの紹介
僕は昨年度、公開、非公開合わせて、合計6つのセミナーと、6つの自主ゼミイベントに参加しました。
その中でも、特に「貴重な経験になった」と感じたものを、3つほど軽くご紹介します。
・東京大学医学部心療内科夏期心身医学セミナー:身体疾患に影響を与えるストレスの評価法とアプローチとは?
対象:医学生、若手医師、心理士、心理系大学院生、その他医療者
費用:無料(懇親会費のみ有料)
日時:2019年7月20日(土)、21日(日)
リンク:https://square.umin.ac.jp/psmut/seminar2019.html
・放射線医学オープンスクール(ANTM:医用原子力技術研究振興財団)
対象:医学・医療系および物理工学系等幅広い分野の大学生 等
費用:税込 3,000円(含 研修費・宿泊費・食費)
日時:令和元年8月22日(木)~23日(金)1泊2日
リンク:https://www.antm.or.jp/04_talent/03.html
※チーム・バチスタシリーズ作者の、海堂尊先生とツーショットを取らせていただきました。サインも頂きました。
・スポーツ医科学セミナー(甲斐スポーツ振興会)
対象:国体実施競技監督・コーチ、部活動指導者、女性アスリートとその保護者
費用:無料
日時:令和2年2月24日(祝月)
リンク:http://www.kaispo.or.jp/
※対象外でしたが、振興会の代表の方に直接ご連絡し、特別に参加させていただきました。
それぞれの詳細は、別途記事に仕上げ次第、リンクを追加しますので、そちらをご参照ください。
どれも、充実した時間を過ごしました。とてもあっという間で、有意義なセミナーでした。
5.おわりに
いかがでしたか?
今回は、医学生が参加することのできる、セミナーについてご紹介しました。
みなさんもぜひ、自分にとって価値のあるセミナーを見つけて、参加してみてくださいね。
面白かったらTwitterのフォローお願いします!
すごく参考になりました
ありがとうございます